今日から自分でできる認知行動療法 その1
これからお話する事は、私がよく心理カウンセリングの現場でクラ
シンプルだけれど効果的で、すぐに
私達は、日々の日常の中で、喜怒哀楽と、実に様々な感情を経験し
皆さんの最近の生活において、何か強い感情を経験した出来事を思
すごく嬉しかったことでも、すごく悲しかった事でも、すごく腹立
こうした時、多くの方が普通に信じているのは、その出来事によっ
〇という出来事が、△という感情を引き起こした、という図式です。非常にシンプルです。
例えば、あなたが、一生懸命準備して臨んだ採用面接に通らなくて、
この時通常、「面接に落ちたから落ち込んでいる」と多くの方は考
しかし実のところこれは正確ではありません。
例えば、AさんもBさんも同じくらい努力して全く同じ採用面接を
同じ出来事、同じ経験なのに、なぜでしょう?
答えは、AさんとBさんは、その出来事に対する解釈、つまり認知
例えば、Aさんは、その会社にどうしても入りたくて、自分にはそ
その一方でBさんは、その会社は記念受験的に、受かるはずがない
Aさんはその結果を破壊的に解釈しました。「この会社に落ちてし
Bさんは、「こんなすごい会社の最終面接までいけたんだ。自分も
ここまで読んで、皆さんは、AさんとBさんでどうしてそんなにリ
この、出来事に対する個人の「認知の仕方」に焦点を当てたのが、
認知行動療法(Cognitive-Behavioral Therapy)は、あらゆる心理療法の中でもとりわけ修得しや
それを臨床で使えるようになるためにはそれ相当の訓練が必要です
これからしばらく、認知行動療法について、皆さんが自己改善に応